晴 強風・寒気 一時霙
前回24,25日のクリスマスに思わぬ 'ムラサキ兄弟' の活躍で、急遽ブログ上で皆様にお声掛け、早速 'スペ・ゲスさん' がお見えになった。 一風大きな木枯らしが吹いたり、雪が降れば一気に「塒」が吹き飛んでしまう。 幸い 'ムラシ広場' も 'ムラツ広場' も風対策は出来ているが、それでも自然の驚異な現象には耐えられない。 今日が今期最後となるのではと思い込み、撮影に挑んだ。
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陽射しが弱く綺麗な色が出ないが、何時もの「別嬪さん」です。
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幸い温度は低いものの、適度な風が舞っていた。 肝心な時間に厚い雲に覆われ難儀したものの、'ムラサキ兄弟' が元気な姿を見せてくれた。 撮影順不動で掲載します。
ムラサキツバメ(紫燕)
The Powdered Oakblue
[Narathura bazalus Syn. Arhopala bazalus]
冒頭の個体ですが、全く陽が当たっていないのに、前夜の雨で冷えたのか、翅を開きだした。
待つこと10~15分位? 雲に切れ間が入った。 発色も良くなってきた。 やはり '蝶達' に陽射しは必須ですね。
少々お悪戯の進んだ個体も色づき始めた 'アオキの実' の横で開翅です。
ムラサキシジミ(紫小灰蝶)
The Japanese Oakblue [Narathura japonica]
'ムラシ' の「イケメン」も負けじとお出ましです。
又、厚い雲に覆われてしまったが、翅を閉じる事無く体を温めています。
この時間は陽が出ていますが、微妙な光量なのでしょうか? 別色に発色です。
此れはいい感じで日が射している。 この場所で撮影したくて、前々から 'アオキの葉' を綺麗にして、蜘蛛の巣や鳥の糞などを取り除いて、 'アオキ' も剪定しておいたが、枯れ枝を取り除くのを忘れていた。 う~ん,,,,,
枯れ枝が無ければいい感じでしょう? 'ムラシ' が飛び去った後、忘れずに枯れ枝を撤去しておいたのは言うまでもないですね。
小さ目、小さ目を忘れていました。
定番撮りですが、発色が良いですね。
此方も、小さ目 'Q10' に,,,,,
オット~!!! 突然黒い個体が飛来してきた。 少々擦れが激しそうなので、思い切って露出アンダーで撮影した。 当初は'ムラツ・オス' が飛来してきたと思ったのは私だけではなかった。 'スペ・ゲスさん' も思いは同じだった。 撮影中も「尾状突起」を損傷した 'ムラツ' と思っていた。 'ムラシ' と気付くのに少々時間を要した。 上手く擦れ、傷は隠せた。
角度を変えて色を探ってみた。 やはり擦れ・損傷は隠せない。 ムラサキが前後翅に広がった個体のようです。 撮影は初めてかな? こんな個体達に恵まれながら、楽しんだ。
ウラギンシジミ(裏銀小灰蝶)
The Angled Sunbeam [Curetis acuta paracuta]
徐々に温度が上がってきたら、 '此の娘' も勢いよく飛び回っては静止を繰り返していた。 良く見ると 'ムラツ広場' で見かけた '赤鼻ちゃん' の様です。 'ムラシ広場' と 'ムラツ広場' は暗い林床を挟んで 80m位ある。 移動範囲内なのであろうか?
前出と同一個体だと思うが、「私も撮って」とせがんできた。
晴れ日だったが、雲が張ってきたり、時折強風に見舞われたが、休む間もなく撮影できた。 師走に相応しい 'ミニ撮影会' に、 'スペ・ゲスさん' と共に「蝶撮」を楽しんだが、突然黒い雲が覆ってきて '大粒の水分が多い霙' が強く落ちてきた。 即座に師走のご挨拶を取りかわし、撤収です。 今後も観察は続け、皆様に情報を発信出来る様に頑張ります。
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